種まきの結論: 9月でもまだ間に合う?
ダイコンの種まきは秋まきが基本で、中間地の目安は8月下旬〜9月中旬ごろです。「9月に入ってしまったけどもう遅い?」と思われがちですが、暖地では9月上旬〜9月下旬ごろが目安なので、地域によっては9月に入ってからの種まきでも十分間に合います。寒冷地はもう少し早く、8月中旬〜9月上旬ごろが目安です(下の表を確認してください)。
大切なのは「何月何日まで」という一律の期限ではなく、涼しくなり始めるタイミングに合わせることです。目安の期間の終わりに近いほど、その後の生育に十分な暖かさが残っているか気にかけてあげましょう。
この記事で紹介する時期は、プランターでも育てやすいミニ・ミニチュア品種を前提にしています。大きく育つ品種は必要な期間が変わることがあるので、種のパッケージに書かれた収穫までの日数もあわせて確認すると安心です。
なぜ種まきの時期が重要なの?
ダイコンは気温が高いうちに育ちすぎると、根が太る前にとう立ち(花を咲かせる茎がのびてしまい、根が大きく育たなくなること)しやすくなります。逆にまくのが遅すぎると、寒くなる前に十分な大きさまで育たないまま冬を迎えてしまいます。
目安の期間内であれば、涼しくなりはじめる時期に合わせて根がじっくり育つので、太くまっすぐなダイコンに育ちやすくなります。
種まきから収穫までは中間地でおよそ2か月ほどかかります。収穫の目安は11月上旬〜12月中旬ごろなので、逆算すると9月中旬ごろまでに種をまき終えたいというのが「まだ間に合うか」を判断する目安になります。
特に間引きの1回目・2回目は種まきから短い間隔で続くので、種まきの時期が決まったら、そのあとの間引きと追肥のタイミングもあわせてカレンダーで確認しておくと、お世話の抜けもれを防げます。
種まきから収穫までの手順
- 種をまく前に、土の中の石やかたい土のかたまりを取り除いておきましょう。根が育つ途中で石にぶつかると、又根(またね・根が枝分かれすること)の原因になります。
- 深型のプランターや畑に、指定の間隔で種をまきます。ダイコンは根が深くまっすぐ伸びるので、深さのある容器を選びましょう。
- 芽が出そろったら、育ちのよい株を残して2回に分けて間引きします。間引きが遅れると、根が太るためのスペースが足りなくなります。
- 間引きのあとは、育ち具合を見ながら追肥を続けます。涼しくなるとともに根がじっくり太っていきます。
- 土の表面が乾いたらたっぷり水をあげましょう。生育中に水切れが続くと、根の育ちにムラが出やすくなります。
- 葉の様子や土からのぞく根の太さを見ながら、収穫のタイミングを見きわめましょう。収穫が遅れると根が育ちすぎて、すが入ったり割れたりすることがあります。
よくある失敗
- まくのが遅れて寒さの前に育ちきらなかった。目安の期間の終わりに近いほど、その後の気温低下に注意しましょう。
- 間引きを先送りにしてしまった。株が混み合ったままだと根が太らず、小さいダイコンしかできません。
- 石やかたい土を取り除かずにまいた。根がまっすぐ伸びられず、又根になりやすくなります。
- 「もう9月だから」とあきらめて種まきを見送ってしまった。暖地では9月いっぱいが目安なので、お住まいの気候区分を確認してから判断しましょう。
- 水やりを忘れて土が乾いたままになっていた。発芽したばかりのころは根が浅く、水切れの影響を受けやすいので、土の表面が乾いたらたっぷり水をあげましょう。
- 追肥のタイミングを逃してしまった。間引きが終わったあとの追肥は根が太る大事な時期にあたるので、カレンダーで時期を確認しながら忘れずに行いましょう。
品種によって種まきに適した時期は多少前後します。迷ったら、購入した種のパッケージの表示も確認してみてください。
