芽が出ない原因は3つ(結論)
ホウレンソウの芽が出ない原因は、主に3つあります。土が酸性のままになっていること、まく時期が早すぎて気温が高いこと、そして発芽までの水切れです。ホウレンソウは涼しい気候と中性に近い土を好む野菜なので、この3つを見直すだけで発芽しやすくなることも多くあります。
種まきの時期は秋まきが基本で、中間地の目安は9月上旬〜10月中旬ごろです(寒冷地は8月下旬〜10月上旬ごろ、暖地は9月中旬〜10月下旬ごろが目安です。下の表を確認してください)。この目安より早くまいてしまうと、気温が高いままで発芽がそろいにくくなります。
種まきの時期そのものについては、姉妹記事「ホウレンソウの種まき時期はいつ?秋まきが基本の理由」もあわせて確認してみてください。
ホウレンソウは標準プランター(深さ20cm以上)で育てる、寒さに強い葉物野菜です。種のパッケージには発芽に適した温度の目安が書かれていることが多いので、まく前に確認しておくと安心です。
なぜ発芽しないのか
ホウレンソウは酸性の土が苦手な野菜です。種まきの前に土づくり(酸性をやわらげる作業)をしておかないと、土が酸性のままで発芽や育ちが悪くなります。中間地の目安では9月上旬ごろまでに土づくりを済ませておきます。
ホウレンソウは涼しい気候を好みます。気温が高いうちに種をまくと発芽がそろいにくく、そのまま育っても暑さで花芽が立つ(とう立ち)ことがあります。種まきの目安期間(中間地で9月上旬〜10月中旬ごろ)を守ることが発芽のそろいやすさにつながります。
ホウレンソウは発芽したばかりのころ、乾燥に弱い性質があります。種まき直後に土が乾いてしまうと、芽が出る前に発芽が止まってしまうことがあります。
これらの3つはそれぞれ単独でも発芽不良の原因になりますが、重なるとさらに発芽しにくくなります。土づくり・時期・水やりの3点を順番に見直すことが、発芽しないときの立て直しの近道です。
立て直し(やり直し)の手順
- 土が酸性のままになっていないか見直します。苦土石灰などでの土づくりをまだしていなければ、種をまく1〜2週間ほど前に済ませます。
- 種まきの時期が目安期間(中間地で9月上旬〜10月中旬ごろ)より早すぎないか確認します。気温が高いうちにまいていた場合は、涼しくなるのを待ってまき直します。
- まき直す場合は、標準プランターに条間をあけて種をすじまきし、まいたあとにたっぷり水をあげます。
- 発芽がそろうまでは、土の表面が乾かないようこまめに水やりをします。覆った土が薄すぎたり厚すぎたりしないかもあわせて確認します。
- 種のパッケージに書かれた発芽に適した温度の目安も確認し、まき時が合っているか最終チェックします。
- 発芽がそろったら、通常どおり間引き・追肥に進みます。
よくある失敗
- 土づくりをせず酸性のままの土に種をまいてしまった。種まきの前に苦土石灰などで中和しておきましょう。
- 気温が高いうちに種をまいてしまった。目安の期間(中間地で9月上旬〜10月中旬ごろ)を確認してからまきましょう。
- 種まき直後の水やりを忘れて土が乾いてしまった。発芽までは乾燥に弱いので、こまめに水をあげましょう。
- 覆土が厚すぎたり薄すぎたりして、芽が出にくくなった。種のパッケージに書かれた覆土の目安も確認しましょう。
- 発芽しない原因を確認せずに同じ条件でまき直してしまった。土づくり・時期・水やりの3点を順番に見直しましょう。
発芽に適した温度は種の品種によって異なります。購入した種のパッケージの発芽適温を確認してみてください。
