白い点の正体は?見分け方(結論)
シソの葉にできる白っぽい点やかすれ、白い線、黒い粒は、症状の出方によって考えられる虫が違います。葉の色が抜けて白っぽくなり葉の裏に小さな虫がいる場合はハダニやアザミウマ、葉に白い線がある場合はハモグリバエ、黒い粒のフンが落ちていて葉が糸でつづられている場合はベニフキノメイガの可能性があります。短時間で葉がかじられてなくなる場合はバッタも考えられます。
いずれも症状からの候補の提示であり、断定はできません。シソの収穫は中間地の目安で6月中旬〜9月下旬ごろで、収穫を続けながらこまめに葉を観察することが早期発見につながります。
水切れや肥料切れなど育て方が原因で葉が弱って見える場合の対処は姉妹記事「シソが枯れる原因は?水切れと肥料切れの見直し方」、収穫の時期は姉妹記事「シソの収穫はいつまで?時期と手順を解説」もあわせて確認してみてください。
なぜ発生するのか
葉の色が抜けて白っぽくなり、葉の裏に小さな虫がいる場合は、ハダニやアザミウマ(スリップス)でよく見られる症状です。どちらも乾燥した時期に増えやすく、葉の裏にひそんでいるため見つけにくいことがあります。
葉に白い線がある場合は、ハモグリバエの幼虫が葉の内部を食べ進んだ跡です。線の先に小さな幼虫がいることが多いです。
黒い粒のフンが落ちていて、葉が糸でつづられている場合は、ベニフキノメイガの幼虫が糸で葉をつづり合わせ、その中にひそんでいる可能性があります。シソ科のハーブを好んで狙う虫です。
葉がかじられて短時間でなくなる場合は、バッタが葉を食べていることもあります。シソは食べる葉を収穫する野菜なので、虫がついていてもすぐに薬剤を使うのではなく、まず症状を見分けて物理的な対策から試すのが安心です。
対策の手順
- 葉の色が抜けて白っぽいか、白い線があるか、黒い粒のフンがあるか、葉が糸でつづられているかなど、症状をよく観察します。
- 葉の裏に小さな虫がいないか確認します。ハダニやアザミウマは葉の裏にひそんでいることが多く見つけにくいです。
- 葉の裏に勢いよく水をかけます。ハダニは乾燥と高温で増えやすいため、水をかけることで被害を抑えられます。
- 被害の強い葉や、虫・フンが見つかった葉は摘み取って処分します。糸でつづられた葉は、中の幼虫ごと切り取ります。
- 防虫ネットをかけて、虫の飛来や産卵を防ぎます。
- 物理的な対策で改善しない場合は、薬剤を検討します。シソは食べる葉なので、使う場合はシソ(野菜類)に使えると製品ラベルに書いてあるものだけを選び、量はパッケージの表示にあわせてください。
- 対策をしたあとも、新しく出てくる葉に同じ症状が出ていないか収穫のたびに観察します。
よくある失敗
- 白い点をカビや病気だと思い込んで、葉の裏を確認せずに薬剤を使ってしまった。まず葉の裏に虫がいないか確認しましょう。
- 葉の裏に水をかけるなどの物理的な対策を試さず、すぐに薬剤に頼ってしまった。ハダニは乾燥と高温で増えるので、水をかけるだけでも効果があります。
- 同じ薬剤を続けて使ってしまい、効きにくくなった。薬剤を使う場合はローテーションを意識しましょう。
- シソ(野菜類)に使えるかを確認せず、手元にあった薬剤を使ってしまった。食べる葉なので、製品ラベルの適用作物を必ず確認しましょう。
- 糸でつづられた葉をそのままにしてしまい、被害が広がった。見つけたら中の幼虫ごと早めに切り取りましょう。
症状からの候補の提示であり、断定はできません。症状が強く出ている場合や判断に迷う場合は、それぞれの病害虫ページもあわせて確認してみてください。
