わき芽つみは「いつ」やる?結論
家庭菜園でミニトマトを育てるなら、わき芽つみ(わき芽かき)は苗を植え付けてから収穫が終わるまで、ずっと続ける作業です。中間地の目安は5月中旬〜7月下旬で、期間中は週に1回くらいのペースでチェックするとちょうどよいタイミングになります。寒冷地では少し遅れて6月上旬〜8月中旬ごろ、暖地では少し早まって5月上旬〜7月中旬ごろが目安です(下の表を確認してください)。
大事なのは「大きくなってから」ではなく「小さいうちに」気づいて取ることです。わき芽は毎日でも伸びるので、週1回のペースだと少し育った状態で見つかることもありますが、指でつまめる大きさのうちに摘み取れば十分間に合います。
気候区分ごとの目安は、中間地を基準にして、寒冷地はやや遅め、暖地はやや早めに設定したものです。実際の生育は苗を植えた時期や気温によって前後するので、植え付けた日から1〜2週間ほどたったころから、様子を見ながらチェックをはじめると安心です。
なぜわき芽をつむ必要があるの?
ミニトマトのわき芽は、主枝と葉のつけ根から伸びてくる新しい枝です。放っておくと株全体が枝分かれだらけになり、栄養が枝葉に取られて実つきが悪くなってしまいます。これは品種ガイドでも「わき芽の放置」がよくある失敗として挙げられている点です。
また枝葉が茂りすぎると風通しが悪くなり、株の内側が蒸れやすくなります。わき芽を早めに整理しておくことで、日当たりと風通しを保ち、実に栄養を集中させることができます。
ちょうど同じころ、支柱を立てて茎をひもで固定する「支柱立て・誘引」の作業も進めることになります。わき芽を早めに整理しておくと枝の数が増えすぎず、支柱への誘引もしやすくなります。
わき芽つみの手順
- 主枝と葉のつけ根の間から、新しい芽が伸びていないか探します。放置すると太い枝になり、あとから取ると株が傷むので、小さいうちに見つけるのがコツです。
- 見つけたら、根もとを指でつまんで、横に軽く倒すようにして折り取ります。小さいうちなら手でかんたんに取れます。
- 晴れた日の午前中など、乾いているタイミングで作業しましょう。切り口がすぐに乾き、そこから病気が入りにくくなります。
- 支柱に茎を誘引するタイミングで、あわせてわき芽もチェックしておくと見落としが減ります。誘引と同時に済ませてしまうのがおすすめです。
- 収穫の最盛期にあたる6月下旬〜9月下旬ごろは、株の勢いが強くわき芽もよく伸びます。忙しい時期こそ見回りを欠かさず、こまめにチェックしましょう。
- 収穫が終わるころまで、週1回を目安に株全体を見て回りましょう。伸びる速さは季節や株の勢いによって変わるので、目安の頻度より早く伸びていると感じたら、間隔を詰めてこまめにチェックしてください。
よくある失敗
- 気づいたときには太い枝になっていた。放置してしまうと手で折れず、道具が必要になったり、切り口が大きくなって株に負担がかかったりします。
- わき芽と主枝を間違えて摘んでしまった。見分けに迷ったら、無理に全部摘まず、育ち方を数日見てから判断しても大丈夫です。
- 雨の日に作業して傷口から弱ってしまった。摘み取った直後は切り口がぬれていると病気が入りやすいので、晴れた日を選びましょう。
- わき芽を摘みすぎて葉が少なくなってしまった。葉は日光を受けて栄養をつくる大切な部分なので、迷ったときはすべて摘み取らず、育ち方を見ながら少しずつ整理しましょう。
- つい後回しにして、わき芽つみと同時期の追肥や水やり調整を忘れてしまった。ミニトマトは実がつきはじめる時期に追肥が重要になるので、わき芽の見回りとあわせてほかの作業も気にかけておきましょう。
仕立て方(1本仕立てか2本仕立てかなど)によって残すわき芽の数は変わります。迷ったら、購入した苗のラベルの表示も確認してみてください。
