摘心は「いつ」する?結論
ゴーヤの摘心(てきしん・つるの先端を摘み取る作業)は、親づる(植付け後にまっすぐ伸びる最初のつる)が支柱やネットに届くころから始めます。中間地の目安は5月下旬〜7月上旬ごろです。寒冷地は6月下旬〜8月上旬ごろ、暖地は5月中旬〜6月下旬ごろが目安になります(下の表を確認してください)。
摘心は一度きりの作業ではなく、親づるの先端を摘んで子づるを増やす作業です。ゴーヤは子づるのほうに実をつける花(雌花)が多くつく性質があるので、摘心をしないと親づるばかり伸びて実がつきにくくなります。
ゴーヤは深型プランター(深さ30cm以上)とつる用ネットで育てる、暑さに強いつる性の夏野菜です。日なたでよく育ち、支柱・ネット張りは植付けと同じ時期(中間地で5月上旬〜6月中旬ごろ)にすませておきます。
なぜ摘心が実つきを増やすの?
ゴーヤは親づるの先端(伸びている先っぽ)を摘むと、そこから下の葉のつけ根にある子づるが伸びはじめる性質があります。子づるには実をつける花が多くつくので、摘心をすることで実のなる場所が一気に増えます。
摘心をせずに親づるだけを伸ばしていると、つるは長く育ちますが、実をつける花が少なく、育てている時間に対して収穫が少なくなりがちです。実がならないと感じたときの原因については、姉妹記事「ゴーヤの実がならない原因は?雌花が少ないときの見直し方」もあわせて確認してみてください。
摘心のタイミングが遅れると、ネット張りも遅れてつるが絡まりやすくなります。支柱・ネット張りと摘心はセットで進めるとつるの管理がしやすくなります。
ゴーヤは水をよく吸うつる性植物で、真夏(中間地で7月〜8月ごろ)はとくに水切れに注意が必要です。摘心のタイミングであわせて土の乾き具合もチェックしておくと、株全体の元気を保ちやすくなります。
摘心の手順
- 親づるが支柱やネットに届くくらいまで伸びているか確認します。
- 親づるの先端を、葉が数組ついたあたりで指でつまみ切ります。手で簡単に折れるやわらかい部分を選びましょう。
- 摘心したあと、葉のつけ根から伸びてくる子づるをネットに誘引します。
- 伸びてきた子づるの数を見ながら、ネットに均等に広がるよう誘引を続けます。
- 摘心とあわせて、6月中旬ごろから2週間に1回くらいのペースで追肥も行います。量はお使いの肥料のパッケージ表示にあわせましょう。
- 土の表面が乾いていたら、たっぷり水をあげましょう。真夏は水切れに注意が必要です。
- 子づるに雌花が咲き始めたら、収穫の時期が近づいているしるしです。
よくある失敗
- 摘心をせずに親づるだけを伸ばしてしまった。実をつける子づるが増えず、収穫が少なくなります。
- 摘心の時期が遅れて、ネット張りも後ろにずれてしまった。つるが絡まりやすくなるので、支柱・ネット張りと摘心はセットで進めましょう。
- 摘心したあと子づるの誘引を忘れ、つるが絡まってしまった。伸びてきた子づるはこまめにネットへ誘引しましょう。
- 真夏に水やりが足りず、水切れで実がつかなくなった。土の表面が乾いたらたっぷり水をあげましょう。
- 摘心を一度にたくさん行い、株への負担が大きくなった。摘心は様子を見ながら少しずつ進めましょう。
育てている株の大きさや品種によって、摘心を始める時期は多少前後します。迷ったら、購入した苗のラベルの表示も参考にしてください。
