追肥は「いつ」がいい?結論
ニンジンの追肥は、間引きが終わったあとに行います。いまの時期なら夏まき(秋から冬にかけて収穫する作型)が対象で、中間地の目安は8月下旬〜10月下旬ごろです(寒冷地はやや遅め、暖地はやや早めが目安です。下の表には春まきの追肥も出ますが、本記事では秋の追肥を中心に紹介します)。
春まきの追肥を行う場合は、中間地の目安で5月上旬〜6月中旬ごろです。ニンジンは種まきの時期によって追肥のタイミングも変わるので、育てている作型に合わせて時期を確認しましょう。
追肥のタイミングを決めるのは間引きです。間引きが終わって株の間隔が確保できてから追肥をすることで、残した株にしっかり栄養が行き渡ります。間引きの回数やタイミングについては、姉妹記事「ニンジン(人参)の間引きはいつ?回数とタイミング」もあわせて確認してみてください。
ニンジン(人参)は深型プランター(深さ30cm以上)で育てる根菜です。生育しやすい気温はおよそ15〜20度前後で、日なた(1日6時間以上)でよく育ちます。
なぜ間引きのあとに追肥するの?
ニンジンは間引きがおくれて根が太らないという、いちばん多い失敗があります。間引きで株の間隔を確保してから追肥をすることで、残った株に栄養が集中し、根が太りやすくなります。間引きより前に追肥をしても、混み合った株どうしで栄養を奪い合ってしまいます。
ニンジンはもともと発芽がそろいにくく、家庭菜園のなかでも少し難しいとされる根菜です。発芽と間引きを乗り越えたあとの追肥は、根がじっくり太っていく時期を支える大事な作業になります。
追肥のあとも水やりの管理は続きます。土の表面が乾いたらたっぷりが基本で、水切れが続くと根の育ちにムラが出やすくなります。
又根(根が枝分かれすること)は、土に残った石やかたい土のかたまりが原因になることが多いですが、追肥のときに株もとの土を大きく動かすと根を傷つけることもあるので、株のまわりに軽く土を寄せる程度にしましょう。
追肥の手順
- 間引きが終わり、株の間隔が確保できたことを確認します。
- 夏まきの場合、中間地の目安で8月下旬〜10月下旬ごろに追肥をします。量はお使いの肥料のパッケージ表示にあわせてください。
- 追肥のあとは、株もとの土を軽く寄せます。根を傷つけないよう、株の近くを強く掘り返さないようにしましょう。
- 追肥のあとも、土の表面が乾いたらたっぷり水をあげ、根が育つあいだの水切れを防ぎます。
- 生育の様子を見ながら、必要に応じて追肥を続けます。
- 葉の茂り具合や土からのぞく根の太さを見ながら、収穫のタイミングを見きわめましょう。
よくある失敗
- 間引きより前に追肥をしてしまった。株が混み合ったままだと栄養が行き渡らないので、間引きのあとに追肥しましょう。
- 間引きが遅れて、追肥のタイミングも後ろにずれてしまった。間引きの時期は姉妹記事もあわせて確認しましょう。
- 追肥のときに株もとの土を大きく掘り返してしまい、根を傷つけてしまった。軽く土を寄せる程度にとどめましょう。
- 追肥の量を目分量で多く与えすぎてしまった。パッケージ表示の量を目安にしましょう。
- 追肥のあとの水やりを忘れて土が乾いたままになっていた。土の表面が乾いたらたっぷり水をあげましょう。
品種によって追肥に適した時期は多少前後します。迷ったら、購入した種のパッケージの表示も確認してみてください。
