間引きはいつ・何回?結論
ニンジンの間引きは、いまの時期なら夏まき(秋から冬にかけて収穫する作型)が対象です。中間地の目安は8月上旬〜9月中旬ごろで、芽が出そろった段階で1回目、葉が触れ合ってきたら2回目を行うのが目安です(寒冷地はやや遅め、暖地はやや早めが目安です。下の表は春まきの間引きの時期です)。
春まきの間引きを行う場合は、中間地の目安で4月中旬〜5月下旬ごろです。ニンジンは種まきの時期によって間引きのタイミングが変わるので、育てている作型に合わせて時期を確認しましょう。
ニンジンはもともと発芽がそろいにくく、家庭菜園のなかでも少し難しいとされる野菜です。間引きが遅れると株が混み合ったままになり、根が太るためのスペースが足りなくなります。
ニンジン(人参)は深型プランター(深さ30cm以上)で育てる根菜です。生育しやすい気温はおよそ15〜20度前後で、日なた(1日6時間以上)でよく育ちます。発芽するまでは土を乾かさないよう特に注意が必要です。
なぜ間引きが大事なの?
ニンジンは発芽がそろいにくく乾燥に弱いという、いちばん多い失敗があります。発芽するまでは土の表面を乾かさないよう、中間地では夏まきにあたる7〜8月は毎日、発芽後の9月以降は2日に1回ほどが水やりの目安です。
発芽がそろったあとも、間引きが遅れると株が混み合ったままで根が太るためのスペースが足りません。だからこそ、芽が出そろった段階での1回目と、葉が触れ合ってきたころの2回目の、2段階で間引きを進めます。
間引きのときは、残す株の根を傷つけないことも大切です。根を傷つけたり、土に石やかたい土のかたまりが残っていたりすると、又根(根が枝分かれすること)の原因になります。
間引きの時期が決まると、そのあとの追肥(中間地の目安で8月下旬〜10月下旬ごろ)のタイミングも見通しやすくなります。
間引きの手順
- 種まきから芽が出そろったら、1回目の間引きをします(夏まきの場合、中間地の目安は8月上旬〜9月中旬ごろ)。育ちのよい株を残します。
- 1回目の間引きのあと、葉が触れ合うくらいまで育ってきたら2回目の間引きをします。最終的な株間まで減らします。
- 間引くときは、残す株の根を傷つけないよう、はさみで株もとから切るか、ゆっくり引き抜きます。
- 間引きが終わったら、抜いた跡の土を軽く寄せておきます。
- 間引きのあとは追肥をはじめ、根が太る時期に備えます。
- 引き抜いた小さな葉は、間引き菜としてそのまま食べられます。
- 発芽するまでは土を乾かさないよう水やりを続け、発芽後は土の表面が乾いたらたっぷりが基本です。
よくある失敗
- 発芽がそろわないうちに間引きを急いでしまった。発芽するまで水切れさせないことが先決です。
- 1回目の間引きを先送りにしてしまった。株が混み合ったままだと、根が太る前に生育が鈍ります。
- 2回目の間引きを忘れて、株間がせまいままだった。最終的な株間まで減らさないと根が太りません。
- 間引くときに残す株の根を傷つけてしまった。株もと近くを強く引っぱらず、はさみで切るかゆっくり引き抜きましょう。
- 土に残った石やかたい土のかたまりに気づかず、間引き後もそのままにしてしまった。又根の原因になるので、気づいたら取り除きましょう。
品種によって間引きの回数や時期は多少前後します。迷ったら、購入した種のパッケージの表示も確認してみてください。
