失敗のほとんどは「いつやるか」を逃すこと
data/crops の品種ガイド(現在48品種)には、それぞれ「よくある失敗」がまとめられています。品種ごとに見ると別々の失敗に見えますが、全品種を横断して集めてみると、いくつかの共通したパターンに分類できます。
水やり・間引き・収穫・追肥のタイミングを逃すことが、家庭菜園の失敗の大部分を占めています。裏を返せば、この「いつ」さえ押さえておけば、初心者でも大きな失敗は避けやすくなります。
水やりの加減
もっとも多い失敗パターンです。水切れで実がかたくなったり、逆にやりすぎで根が傷んだりと、品種を問わず起こりやすい失敗です。
- エダマメ:花が咲いたころの水切れ(さやがつきにくくなる)
- カブ(小カブ):水やりのむらで実が割れる
- キュウリ:水切れ(実が曲がる・苦くなる)
間引き・わき芽つみのおくれ
「気づいたときには大きくなっていた」という失敗です。小さいうちに見つけて早めに整理するのがコツです。
- オクラ:間引きをしないまま放置(株が育たず実つきも悪くなる)
- カブ(小カブ):間引きがおくれて実がふくらまない
- ケヤキ:芽摘みの放置(枝が間のびして、ほうき形の姿が乱れる)
収穫のタイミング
収穫が遅れると実がかたくなったり株が疲れたりします。逆に早すぎても実が育ちきりません。
- オクラ:とり遅れ(実がかたくすじばる)
- キュウリ:とり遅れ(実が大きくなりすぎて株が疲れる)
- ゴーヤ(ニガウリ):とりおくれて実が黄色く熟れすぎる
追肥・肥料のタイミング
実がつく時期の追肥が足りないと実つきが悪くなり、逆に多すぎると葉ばかり茂って実がつかなくなります。
- エダマメ:肥料のあげすぎ(葉ばかり茂ってさやが少なくなる)
- サツマイモ:肥料のあげすぎ(葉ばかり茂って芋が育たない)
- シシトウ:肥料切れ(花が落ちて実がつかなくなる)
虫食い・病気への対応おくれ
特にアブラナ科の野菜(ハクサイ・コマツナ・カブなど)は虫がつきやすく、早めの対策が効果的です。
- カブ(小カブ):虫食い(アブラナ科は虫がつきやすい)
- コマツナ:虫食い(アブラナ科は虫がつきやすい)
- チンゲンサイ:虫食い(アブラナ科は虫がつきやすい)
日当たり・置き場所
室内や日陰に置きっぱなしにすると、枝がひょろひょろ伸びたり花つきが悪くなったりします。特に盆栽で目立つ失敗です。
- ケヤキ:室内に置きっぱなし(日光不足で枝がひょろひょろになる)
- もみじ:室内に置きっぱなし(日光不足で枝が間のびする)
- 黒松:室内に置きっぱなし(日光不足で弱る。基本は一年中屋外管理)
失敗を減らすためにできること
- 育てる品種を決めたら、まず栽培ガイドで「種まき・植付けの時期」と「よくある失敗」を確認しておきましょう。
- 水やりは毎日決まった時間にではなく、土の表面をさわって乾き具合を確かめてから判断しましょう。
- わき芽つみ・間引き・収穫は「気づいたときにまとめて」ではなく、週1回など決まったペースで見回るようにしましょう。
- 追肥のタイミングは実がつきはじめる時期と重なることが多いので、収穫がはじまったら追肥の目安もあわせて確認しましょう。
「いつやるか」を覚えておくのが大変な場合は、耕太郎アプリの通知で作業のタイミングを教えてもらう方法もあります。