園芸鳥 耕太郎

プランターの土は再利用できる?基本の手順

使い終わったプランターの土を再利用する一般的な手順と注意点をまとめました。次の栽培に土を使い回したい方へ。

結論: 手を加えれば再利用できます

プランターの土は、収穫が終わったあとそのまま次の栽培に使うと、栄養が不足していたり、病気や虫のもとが残っていたりして育ちが悪くなることがあります。ただし、いくつかの手順で手を加えれば、再利用できることが多いです。すべて新しい培養土に入れ替えるよりも費用をおさえられるので、家庭菜園を続けるなら覚えておくと便利です。

同じ科の野菜を同じ土で続けて育てると、生育が悪くなることがあると言われています。次に育てる品種は、できるだけ前回と違う科の野菜を選ぶと安心です。

土を再利用する一般的な手順

  1. 収穫が終わったら、古い株の根やしおれた葉、雑草の根などを土から取りのぞきます。根が残っていると次の生育の妨げになります。
  2. 土を広げてビニールシートなどの上に薄く広げ、晴れた日に天日に当てて乾かします。日光に当てることで、土の中の病原菌や害虫の卵を減らす効果が期待できます。
  3. 土をふるいにかけて、細かい根や小石などの異物を取りのぞきます。土の粒がこまかくなりすぎている場合は、新しい培養土を足してふかふかの状態に戻します。
  4. 痩せた土に栄養を補うため、土のリサイクル材や堆肥などを混ぜ込みます。肥料を使う場合は、量をお使いの製品のパッケージ表示にあわせてください。
  5. 土のpH(酸性・アルカリ性の度合い)を整えたい場合は、苦土石灰などをパッケージの表示にしたがって混ぜ、1〜2週間ほど土になじませてから次の栽培をはじめます。

土のリサイクル材とは

土のリサイクル材は、使い終わった土に混ぜることで、団粒構造(土の粒がほどよく固まった状態)を回復させたり、不足した栄養分を補ったりするための資材です。天日干し・ふるいがけをした土に混ぜ込むだけで使えるものが多く、はじめて土を再利用する場合はこうした専用の資材を使うと手順に迷いにくくなります。配合の割合は製品によって異なるので、パッケージの表示にしたがって混ぜてください。

再利用がむずかしいとき

病気が出た株を育てていた土や、虫の被害がひどかった土は、天日干しなどの手入れをしても病原菌や卵が残ってしまうことがあります。同じ症状を繰り返す場合は、無理に再利用せず、新しい培養土に入れ替えたほうが安心なこともあります。栽培中に病気や虫の症状が出た場合は、病害虫ガイドもあわせて確認してみてください。

入れ替えて出た古い土は、そのまま可燃ごみとして出せない自治体も多いので、お住まいの自治体のごみ分別のルールを確認してから処分してください。ホームセンターによっては、土の回収サービスを行っているところもあります。

よくある質問

Q. 毎年かならず土を入れ替えないといけませんか。
A. かならずではありません。天日干し・栄養補給などの手入れをすれば、同じ土を何回か使い続けられることが多いです。ただし、同じ科の野菜を続けて育てたり、病気や虫の被害が出たりした場合は、次の栽培の前に土の状態を見直すと安心です。

Q. プランターの土の量が減ってきました。そのまま使っても大丈夫ですか。
A. 収穫のたびに少しずつ目減りするのは自然なことです。減った分は新しい培養土を足して、プランターの縁近くまで土の量を戻してから次の栽培をはじめると安心です。

よくある失敗

  • 何も手を加えずにそのまま次の苗を植えてしまった。栄養が不足したままだと、生育が悪くなることがあります。
  • 同じ科の野菜を続けて同じ土で育ててしまった。できるだけ違う科の野菜に替えると安心です。
  • 古い根を取りのぞかずに土を再利用してしまった。次の株の根が張るのを妨げることがあります。
  • 肥料や苦土石灰の量を目分量で入れてしまった。製品によって適量が異なるので、パッケージの表示にあわせましょう。

土づくりの手順は品種や土の状態によって変わります。迷ったときは、お使いの培養土やリサイクル材のパッケージの説明も参考にしてください。

この記事の道具箱

土リサイクル材
プランター用ふるい

肥料や薬剤を使うときは、量をお使いの製品のパッケージ表示にあわせてください。

耕太郎(シジュウカラのキャラクター)

土の準備ができたら、次に育てる品種を選んでみよう

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