水やりの基本は「土の表面が乾いたらたっぷり」
家庭菜園の水やりは、毎日決まった時間に少しずつあげるより、土の表面をさわって乾き具合を確かめてから、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりあげるのが基本です。中途半端な量を毎日あげ続けると、根が水を求めて張らず、かえって水切れに弱い株になってしまうことがあります。
水のあげすぎも禁物です。土が湿っているのに水をあげ続けると、根が呼吸できずに弱る「根腐れ」の原因になります。迷ったときは「乾いていたらあげる、湿っていたらあげない」を基準にすると安心です。
時間帯の目安
夏は気温が上がる前の朝、または涼しくなった夕方に水やりをすると、水切れや高温による根の傷みを防ぎやすくなります。日中の暑い時間帯にあげると、土の中の水がすぐに温まって根を傷めることがあるので避けると安心です。反対に冬は、気温が上がる日中にあげると、夜間の冷え込みで土が凍えにくくなります。
品種によって水やりの量は変わる
data/crops の品種マスタでは、品種ごとに水やりの必要量を「少・中・多」の目安で管理しています。全48品種のうち、もっとも多い31品種は「中」(土の表面が乾いたらたっぷりが基本)に分類され、残りは特に乾燥に弱い「多」タイプと、乾燥ぎみを好む「少」タイプに分かれます。
乾燥に弱く、水切れに特に注意したい品種(「多」タイプ)は次の通りです。
- キュウリ
- ケヤキ
- ゴーヤ(ニガウリ)
- ショウガ
- ナス
- バジル
- ミツバ
- ミョウガ
- ミント
- もみじ
- 空心菜(エンサイ)
- 長寿梅
逆に、過湿を嫌い乾燥ぎみを好む品種(「少」タイプ)は次の通りです。水はけのよい土を選び、土が湿っているうちは水やりを控えると安心です。
- サツマイモ
- ジャガイモ
- タマネギ
- ニンニク
- ローズマリー
育てている品種の水やりの目安は、各品種の栽培ガイドページの「水やりの目安」欄で確認できます。
雨の日はどう考える?
屋外のプランターは、雨が十分に降った日は水やりを1回お休みしても大丈夫なことが多いです。ただし、軒下やベランダの屋根の下など、雨が直接当たりにくい場所に置いている場合は、思ったより土が濡れていないこともあるので、翌日に土の表面を確認してから判断すると安心です。
梅雨など雨が何日も続くときは、逆に水のあげすぎに注意が必要です。土が常に湿った状態が続くと根腐れの原因になるので、晴れ間に鉢を移動して土を乾かす、受け皿にたまった水を捨てるといった対応も有効です。
耕太郎アプリのホーム画面には「きょうは雨」ボタンがあり、押すとその日の水やり記録が自動でつく仕組みになっています。毎日水やりをチェックする手間を減らしつつ、雨の日の水やりをどうするか迷ったときの目安としても使えます。
水やりでよくある失敗
- 毎日同じ時間に、決まった量だけあげてしまう。土の乾き具合を見ずに水やりを習慣化すると、水切れにも過湿にも気づきにくくなります。
- 真夏の日中にたっぷりあげてしまう。土の中の水が温まって根を傷めることがあるので、朝か夕方の涼しい時間帯を選びましょう。
- 雨が降ったからと数日水やりを忘れてしまう。軒下など雨が当たりにくい場所では、土が思ったより乾いていることがあります。
- 受け皿にたまった水をそのままにしてしまう。水がたまったままだと根腐れの原因になるので、水やりのあとに捨てる習慣をつけると安心です。
水やりの手順
- 水やりの前に、指で土の表面を2〜3cmほどさわって乾き具合を確かめます。
- 乾いていたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりあげます。
- 湿っていたら、その日の水やりは見送ります。
- 夏は朝か夕方、冬は日中の暖かい時間帯を選びます。
- 受け皿に水がたまっていたら、根腐れを防ぐために捨てておきます。