園芸鳥 耕太郎

防虫ネットの使い方と虫よけの基本

防虫ネットの張り方と、効果がある虫の種類・時期をまとめました。家庭菜園の虫よけの基本を知りたい方へ。

防虫ネットは「飛んでくる虫」に効果がある

防虫ネットは、モンシロチョウやコナジラミなど飛んで卵を産みつける虫の飛来・産卵を防ぐための資材です。すでに土の中や株にひそんでいる虫には効果が薄いので、種まき・植付けの直後、虫がまだついていないうちからかけておくのがいちばん効果的です。

data/pests の病害虫マスタで「防虫ネット」が対策としてあげられている虫は次の通りです(8種)。飛来する時期の目安もあわせて確認しておくと、ネットをかけるタイミングを逃しにくくなります。

  • アオムシ4〜6月、9〜11月ごろ
  • アザミウマ(スリップス)4〜10月ごろ
  • カメムシ6〜10月ごろ
  • キスジノミハムシ4〜6月、9〜10月ごろ
  • バッタ5〜10月ごろ
  • ハモグリバエ4〜11月ごろ
  • ベニフキノメイガ5〜10月ごろ
  • ヨトウムシ4〜7月、9〜11月ごろ

アブラナ科の野菜は特に注意

data/crops の品種ガイドで「アブラナ科は虫がつきやすい」とよくある失敗にあげられている品種です。こうした葉物野菜は種まき直後から虫がつきやすいので、防虫ネットを早めにかけておくと安心です。

  • カブ(小カブ)
  • コマツナ
  • チンゲンサイ
  • ミズナ

防虫ネットの張り方

  1. 種まき・植付けの直後、株がまだ小さいうちにかけます。虫がすでについている状態でかけても中に閉じ込めてしまうので、早めが基本です。
  2. 支柱やトンネル用のアーチを使って、ネットが葉に直接触れないよう空間をつくります。
  3. プランターの縁やネットの裾は、すき間から虫が入らないよう土をかぶせたり、洗濯ばさみなどでしっかり留めます。
  4. 生育が進んで丈が高くなったら、ネットが窮屈になっていないか確認し、必要に応じてサイズの大きいものに交換します。
  5. 花が咲いて受粉が必要な野菜(キュウリ・ナスなど)は、開花期にネットをかけたままだと虫が受粉を手伝えなくなることがあるので、時期を確認してから使いましょう。

ネットの目の細かさの選び方

虫の種類によって、防げるネットの目の細かさが変わります。アオムシやヨトウムシなど比較的大きな虫は一般的な目合いのネットで防げますが、アザミウマのように体の小さい虫は、目の細かい専用ネットでないと侵入を防ぎきれないことがあります。育てている品種でよく出る虫にあわせて、ネットの種類を選ぶと安心です。

ネットを外すタイミング

収穫が近づいたら、実の育ち具合や葉の茂り具合を確認しながらネットを外すか判断します。収穫のたびにネットの開け閉めが必要な野菜は、あらかじめマジックテープ式や巻き上げ式など開閉しやすいタイプを選んでおくと、日々の作業がしやすくなります。台風など強い風が予想されるときは、飛ばされないよう裾をしっかり固定するか、一時的に外しておくと安心です。

ネット以外の虫よけの基本

防虫ネットだけに頼らず、株のまわりの雑草を取りのぞく、風通しをよくする、といった環境づくりも虫よけには効果的です。見つけた虫はテープで取りのぞく、手で捕まえるといった物理的な対処も、被害が広がる前の初期対応として有効です。薬剤を使う場合は、必ず対象の作物に使えるものかをパッケージ表示で確認してください。

品種ごとにかかりやすい虫・病気は病害虫ガイドで症状から探せます。

この記事の道具箱

肥料や薬剤を使うときは、量をお使いの製品のパッケージ表示にあわせてください。

耕太郎(シジュウカラのキャラクター)

そろそろ虫が出やすい時期だよ。防虫ネット、忘れずかけておこう

この作業、来年は通知でお知らせするよ

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